もし、ひとつの家が見る場所で全く別のものに見えたらと、イメージしてつくりました。
黒い小屋。
ふと見上げると、黒い小屋が、昔からあったかのように坂の町の風景にハマってる。海や空の景色が流れていく開放的なリビングスペース。
白い立体。
建て込んだ斜面住宅地をかき分け、階段状の坂道を下りながら海を眺めると、金属板斜め貼りの特徴的な真っ白な立体が現れ、碧い海とのコントラストが目にしみる。茶室や読書スペース、寝室などの落ち着いたスペース。
家具や調度品、壁紙など随所に施主の世界観が散りばめられたここにしかない住宅となりました。
設計・監理:永田誼和・平山善雄 有限会社永田建築事務所
所在地:長崎県佐世保市
完成年:2016年12月
用途:住宅
施工: 有限会社金剛建設、大浦電気工業株式会社、迎硝子店
家具:辻デザイン事務所
延床面積:149.04㎡
構造・規模:木造 地上2階
写真:杉野正和(株式会社メディアパートメント)